ドライフラワーとプリザーブドフラワーを長く楽しむために
ドライフラワーとプリザーブドフラワーって何が違うの?
加工方法の違いや、取り扱いの注意点をまとめました。
ドライフラワーについて
葉、茎、果実等を乾燥させて、装飾等に使う物をドライフラワーと呼びます。自然の色そのままのナチュラルなカラーがドライフラワーの特徴です。プリザーブドフラワーと上手に組み合わせる事で、プリザーブドフラワー単体では難しいデザインも実現でき、表現方法がとても広がります。ドライフラワーは保存方法にもよりますが、お花の種類やお手入れ方法、飾る場所の配慮次第では長く飾れる物もあるので、注意点を参考にして下さい。
ドライフラワーの注意点と長く楽しむワンポイント
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ドライフラワーの注意点
- ドライフラワーは非常にデリケートですので、お取扱いには十分ご注意下さい。
- 水をあげる必要はありません。水をかけると色落ちの原因となりますので、絶対にかけないで下さい。
- 直射日光の当たる場所や湿気の多い場所は避けて下さい。
- アレンジにはワイヤーを使用している場合がございます。ペットやお子様が触れたり、口に入れないように十分ご注意下さい。
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ドライフラワーを長く楽しむために
- 褪色や劣化しやすいので、風通しが良く直射日光、蛍光灯やスポットライトの当たらない場所に飾りましょう。
- ドライフラワーは湿気に弱いので、なるべく湿度の低い場所での保管をおすすめします。また、湿気はカビの原因となりますので、ご注意下さい。
- ホコリはカビの原因となります。ドライフラワーはとても壊れやすくデリケートですので軽く丁寧にそーっとホコリを振り落としましょう。
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ドライフラワーの寿命について
寿命は3ヶ月から半年ほど、長いと1年ぐらいの物があります。
ドライフラワーが誰の目で見てもきれいな時期は限られています。ドライフラワーにした時から徐々に色褪せ、茶色っぽく変化します。その経過や状態を楽しんで下さい。花が散りパラパラと落ち始めたり、カビや虫がわいて来たり、褪色が激しい時はドライフラワーの寿命だとお考え下さい。潔さも大事ですので、そのまま飾らず処分する事をおすすめします。
プリザーブドフラワーについて
生花や葉を特殊な液体に浸して作る、生花のようなまま長期間保存できるお花の事で、フランス生まれのお花です。
※「プリザーブ(preserved)・・・・英語で「保存する」の意味
お花が最も美しく華やかな状態の時に加工するので、生花のように美しく、カラーバリエーションも豊富で、結婚式や誕生日、記念日やお祝いのプレゼントに人気があります。贈り物で頂いた経験がある方も少なくないのでは?
プリザーブドを長く楽しむワンポイントと注意点
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プリザーブドフラワーの注意点
- プリザーブドフラワーは非常にデリケートですので、お取扱いには十分ご注意ください。水をあげる必要はありません。水をかけると色落ちの原因となりますので絶対にかけないでください。
- 直射日光の当たる場所や湿気の多い場所は避けてください。褪色や痛みの原因となります。
- 高温多湿の所では植物から染料がにじみ出る場合があります。人体に無害ですが衣類等につかないようにご注意ください。
- アレンジにはワイヤーを使用している場合がございます。ペットやお子様が触れたり、口にいれないように十分ご注意ください。
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プリザーブドフラワーのオススメポイント
- 生花のような瑞々しい質感で枯れない!
- 水やりや水を変える手間いらず!
- 長期間美しいまま保存可能。
- 花粉や香りがないので、贈る相手が花粉アレルギーでないかどうかの心配がいりません。
- 特別な加工で、カラーバリエーションが豊富。
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プリザーブドフラワーを長く楽しむために
- 花びらの透明化や液だれ、ひび割れを防ぐ為、湿気の多い場所や高温になる場所は避けて飾って下さい。
- 花びらのひび割れを防ぐ為、エアコンや空調機等の風が直接当たらない場所に飾りましょう。
- 色褪せの原因になるので、直射日光やスポットライトの当たらない場所に飾りましょう。
- 色移りする可能性があるので、布やカーテンに接する場所には置かないようにしましょう。
- 特に夏場は風通しの良い涼しい場所、室温は18~25℃、湿度は30~50%ぐらいの環境が目安です。プリザーブドフラワーの観賞期間は一般的には2~3年と言われていますが、保存環境を整えると5年以上美しい状態で鑑賞できるので、なるべく適切な環境作りを心掛けて下さい。
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こんな時はどうする?
●花びらが透明になってしまった場合
箱やケースにシリカゲルなどの乾燥剤、除湿材と一緒に入れ、数日間ゆっくり乾燥させてください。急激に乾燥させると、花びらがひび割れることがありますので注意が必要です。
●布やカーテンに色移りした場合
色移りした場合は早めにクリーニングされることをおすすめします。また、布やカーテンに接触しない場所に置くことをおすすめします。
●ほこりが付いた場合
ほこりが付いてしまった時は、毛の柔らかい筆(チークブラシなど)を用いて、花びらを傷つけないように優しく掃って下さい。ドライヤーの弱冷風を遠くからそっと当てて飛ばす方法もあります。花びらはとてもデリケートですので、細心の注意を払って下さい。